BLOODY BODY
懸命な捜査
八尾と前橋の報告を元に、目撃情報の収集が始まった。まずは最寄り駅に問い合わせると、すぐに手応えがあった。電話に出た駅員の言った外見の特徴はまさに言葉そのものであった。しかし何処へ行ったかはS市方面のホームへ向かったとしか分からないとのことであった。次に多くの路線が集まるY駅、そして東京駅、そこからは新幹線の各駅に片っ端から当たっていった。しかしどれも曖昧で似たり寄ったりの回答で、中々有力な手がかりは掴めなかった。京都駅で極めて有力な目撃情報は得られ、大阪方面の列車に乗ったとのことだったが、大阪から先何処へ行ったかは分からない。次々と問い合わせては尋ねていったが、足取りが掴めなかった。1日で数百キロ以上移動したりすれば、1日中狭い区域に居たりと中々規則性が見出せず、場所の推測が出来なかった。そんな中、国分刑事は北海道は小樽の故郷の母親が病に倒れ、看病のため戦線離脱となってしまった。
「もうどうにもならん。いずれ捕まるだろうからしばらく捜査を止め、冷却期間を設けよう」
と上司の上磯は言った。ほとんどの刑事達はその言葉に頷いていた。普段は中々諦めない八尾と前橋も流石に疲れ果て、捜査の一時中断に同意した。
「もうどうにもならん。いずれ捕まるだろうからしばらく捜査を止め、冷却期間を設けよう」
と上司の上磯は言った。ほとんどの刑事達はその言葉に頷いていた。普段は中々諦めない八尾と前橋も流石に疲れ果て、捜査の一時中断に同意した。
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