楽天市場
[無料でホームページを作成] [通報・削除依頼]

BLOODY BODY


捜査会議

八尾たちが署に戻ったのは0時過ぎであった。たとえ深夜でも捜査会議は行われた。上司の上磯崇雄は質問、八尾と前橋はそれに答え、他の刑事は意見や質問という形のはずだったが、他の刑事はほとんど質問したり意見したりしなかった。
「それで、手掛かりは?」
「指紋と携帯電話ぐらいしか無いです」
「指紋は時間かかるし誰かも分からんだろ?携帯電話ってのは何だ?」
「携帯電話の履歴や電話帳を調べれば交友関係を辿れるので微力ながら手掛かりにはなります」
「今調べられるか?ロック掛けられていたりするとまずいな」
「いや、ロックは掛けてありませんでした」
「なら今調べてくれ」
「はい…」
前橋はちくちくキーを押しながら画面を凝視し、メールボックス、通話履歴、電話帳を調べていった。しばらくすると、前橋の表情が変わった。
「何かあったか?」
「最後に受信したメールが西園寺世界という人間からで、『ごめん さよなら』とありました。『ごめん』と『さよなら』の間にはかなりの改行がされています」
「ごめんとさよならか…何だか気になるな。他に西園寺とか言う奴の情報はあるか?」
「電話帳やメールを調べると、同じ学校で被害者とは仲の良い関係にあるようです」
「よし、明日榊野高校に行って西園寺なる人物に話を聞いて来い」
「誰が行きます?」
ここでようやくずっと黙っていた浜原昌人が質問した。
「あーまあ今回は八尾と前橋が中心で動いて欲しいから八尾と前橋が行ってきてくれ。浜原と国分はとりあえず待機だ」
「分かりました…」
真っ先に行ったからと言うだけで主な捜査を自分が担当するとは弱ったな…八尾はそう呟いた。
「とりあえず終わりだ。帰るなり寝るなりしたまえ」
上磯の一言で捜査会議はひとまず終了した。車で来ている国分は帰り、帰る電車が無い八尾、前橋、浜原は机に突っ伏し眠った。

プロフィール

プロフィール画像
中之島堂書店
画像はロゴマーク。

中之島堂書店NEWS

123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930
QRコード
携帯用QRコード
アクセス数
ページビュー数