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肉食系少女と皮膚食系少年

第1章 闇の世界の支配者編
第8節

脳に何かが響く。雑音……誰かの声だろうか、痛い。脳が今にも壊れそうだ。
否、すでに壊れている。記憶が蘇ってくる。追われ、撃たれ、そして、食べた。
わなわなと震えが止まらなくなってくる。そしてそこに、僕の脳に声が響いた。発狂しかけた自分を何とか押さえ、耳を……違う、脳を傾けてみる。
「……殺せ」
かすかに声が、年取ってしわがれた声が聞こえる。
「人間は腐るほどある。お前に使命を与えよう。人間を564人殺すのじゃ。今すぐに殺すのじゃああぁあ。その時、お前は人間として元の世界に戻る事ができる。人間がいるからお前はここへ堕とされた。憎いだろ。憎いだろぉ」
「……はい、ケルザス様、その通りでございます」
何を言ってるんだよ。体が……体が言う事を―――
「憎いなら殺せ。殺すんじゃ。殺せ……」
「ケルザス様の仰せのままに」

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