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2009年3月 アーカイブ

2009年3月28日 13時10分25秒 (Sat) 自分のことが好きかどうか

自分が好きな人、自分が嫌いな人、
好きな部分と嫌いな部分と半々の人、
自分が好きか嫌いかなんて、考えた事もない人。

いろいろいると思うけど
俺自身は、圧倒的に自分の事が好きではない。
昔はそれこそ、自分の中に好きなところなんて
全くなくて、自分が嫌いで許せなくて
ものの見事に自滅気味だった。

今は、自分の中で好きな部分は
自分が気に入った人が自分を好きになってくれるという
人運的に恵まれた境遇の部分と、
自分が持つ音楽の才能の部分。

それだけは、自分の中で受け入れられる部分だし
好きでいられる部分。

同じ人生ならば、自分を嫌って生きる人生より
自分を好きだと思って生きる人生の方が
絶対豊かだし楽しいに決まっている。

だから、自分の中でも数少ない好きな部分である
音楽の才能だったり感性の部分にしがみつくしかないなって
思うからこそ、音楽に打ち込んでいるんだと思う。

よく誤解されるけどね。
「自分のことが好きそうだけどねぇ」って。

そうなれたら幸せだろうなぁ…

2009年3月23日 23時07分06秒 (Mon) ミュージシャンの自覚

ミュージシャンは、ミュージシャンであることを自覚する時
錯覚しやすい大きな落とし穴があるような気がする。

つまり、普段からステージに立って
お客さんを見下ろす事で
自分自身が偉いと勘違いしてしまうこと。

ミュージシャンは、ミュージシャンだからって
決して偉いわけじゃない。
そう言われたら、多くのミュージシャンは
「そりゃそうだ」って思うだろうけど、
案外、自分自身が偉そうにしてしまってる事に
気づいていないミュージシャンって、多いと思う。

勿論、考え方は人それぞれだから
これは俺の考え方でしかなくて、
「偉そうにして何が悪い?」って人もいるだろう。
俺は、ステージ上で自信を持って演奏する事は
凄く大切なことだと思うけど、ステージを降りても
偉そうにしているのは、単なる勘違いだと思う。

例えばイベントに出るとする。
音響を含めたステージを、自分達で作って
演奏をするとしたら、
裏方の人に会場設営は全て任せて
ミュージシャンはリハと本番で演奏するだけでいいのだろうか?
俺はそうは思わない。
そのミュージシャンが、集客に対してビジネス的な全責任を負うなら
話は別。
リハと本番の演奏だけに集中すればいいと思うし、
それがミュージシャンの権利と役割だと思う。
でも、集客の責任を負っていないのであれば、
そのイベントの中でのミュージシャンの立場は、
演奏という「持ち場」を請け負っているに過ぎない。
そしてPAなんかの裏方の人達もまた同様に、
「持ち場」として裏方をしているに過ぎない。
だとすれば、ミュージシャンであっても
ステージの設営や片付けには、参加すべきだと思う。
それに関わる全員で、イベントを興しているのだから。
その中で、裏方に回る人、ステージで演奏する人に
分かれているに過ぎないのだから。
会場を作るのも片付けるのも、全員でやるべきだろうと思う。

ライブハウスであれば、集客に対する責任を
ノルマとか出演料っていう形でミュージシャンが負っている。
そういう所であれば、当然ミュージシャンは
ステージに集中していいと思うし、その権利がある。

でもみんなで興すイベントに参加した時、
そういうビジネス的責任を負ってるわけでもないのに
ステージで演奏だけすればいいと思って
セッティングや片付けを裏方に全て任せて
自分は演奏だけするっていう姿勢に何の違和感も感じないのであれば
それは、ミュージシャンの単なる奢りだろう。

もちろん、強要するようなことじゃないけど、
これは、それぞれの意識の高さの問題だと思う。

ステージに対して高いプロ意識がある人ならば
集客というビジネス的責任に対しても強い意識があると思う。
「会場設営は裏方の仕事。俺の仕事はステージで演奏する事なんだ」
そういうセリフは、集客に対する責任を負って初めて、
言えることなんじゃないのかな。

ミュージシャンは偉いわけじゃない。
裏方はミュージシャンの召し使いじゃない。
少なくとも俺は、そこを見失いたくない。

例えライブハウスで、「ノルマ」という形で
集客の責任を負っているのだとしても、
やはり裏方の方々に感謝の気持ちは
忘れないようにしたい。
だって、自分を演出してくれるのだから。

これは、強要することじゃない。
それぞれの意識の高さの問題だと思う。
見えてるか見えてないか、視野と見識の問題だとも思う。


ミュージシャンだからって、偉いわけじゃない。
ビジネス的な責任を負っていないのであれば、
単なる「演奏が出来る人」でしかない。

そこを見落としてしまってはいけないような気がする。
俺は、ね。





2009年3月14日 21時09分34秒 (Sat) 自分とギター

自分とギター
よく有りがちな捉え方かもしれないけど、
ギターは俺にとっては恋人みたいな感じ。

今使っているのは
Martin 000-28ECっていうギター。
エリッククラプトンのモデルらしい。
(俺クラプトンは弾かないんだけど)

普通のフォークギターよりも少し小柄で
くびれが深いギター。
それが何だか艶っぽい女性を彷彿させる。

ギター好きがギターを女性に例えるのも
よくある例えみたいだけど、
俺の場合はコレクターではないから
これ1本に殆ど気持ちを注いでいる。

時々修理に出した時に弾くために
小さなギターをもう1本持ってるけど
普段は殆ど使っていない。

どうも性格的にいろんなモノに
同時に気持ちを注ぐことは出来ないらしく
今のギターを買って以来、
楽器屋さんに行っても殆どギターを欲しくならない。
たまに弾いてみても、結局は
自分が今持ってるギターが一番好きだな
って思って終わる。
多分、これからも目移りすることって
無いのかもしれないなって思う。

同い年で仲の良いギタリストがいるんだけど
彼は俺と会うと、好んで俺のギターを弾いてくれる。
なぜか理由を聞いてみたら
「このギターは、よーへーさんに愛されてるから」
と言っていた。

確かに、他のミュージシャンと比較してどうなのかは分からないけど
このギターに、沢山気持ちを注いでいるのは確かかも。

ライブハウスやらカフェやら、
行く先々でこのギターは「いい音ですね」って褒められる。
なんか恋人が褒められてるみたいで凄く嬉しくなる。
同時に、こんな良いギターを持ってるんだから
それに見合う歌い手にならなくては、っていつも思う。
今の俺には、まだまだ、出来過ぎた嫁さんというか、
勿体無いギターなのかもしれない。

福岡に住んでいた頃
福岡の楽器屋さんで買ったんだけど
音楽の事なんて全く詳しくなくて、
それこそギターについても何も知らなかったから
楽器屋の店員を捕まえて
「良いギターを買おうと思うんですけど
どんなギターがありますか?」

そんなやり取りから始まった。
いろいろ弾いてみて、音の違いなんて
自分にはよく分からなかったから
結局は弾き心地とデザインで選んでしまった。

音楽活動をするようになって
ギターに詳しい人達に、そのギターは当たりギターだと言われたり
君のスタイルにピッタリのギターだと言われたりして
そのたびに、自分のギターへの愛着が深くなっていった。

いろんな人に言われれば言われるほど
何も知らない頃に買ったギターなのに
よくここまで絶妙に,自分に合う良いモノに
辿り着いたなぁって思う。

それこそ、運命なのかもしれない。

考えてみれば、人との出会いも
縁のある相手とは運命的というか、
絶妙のタイミングでドラマティックに出会ってきている。
…ように思える。

久しぶりに職人さんに修理に出したら
最初に見た時よりも、ずっと良い音になっていますよと言われた。
これからも、もっといい音になっていきますよ、と。

凄く嬉しかった。
それだけ、大切に弾き込んできたからかもしれない。

自分の演奏は、このギターがあってこそ
良いハーモニーが出来るような気がする。
このギターじゃなきゃダメだとすら思える。

だからこそ、早く
このギターに見合う弾き手、そして歌い手になりたい。

これからも宜しくお願いします。
俺のギター。