小説
出会い(2)
その日は暑かった。
書店の中で、冷房を回してもしばらくすると暖気が冷気に勝ってしまい、あっという間にうちわが必要になるほど暑い。
外を歩いている同じ大学の学生・サラリーマンも額から汗を流しながらとぼとぼと歩いているのをガラス越しに見ていた。
そして、いつも通りくだらない過去を振り返ろうと純一が椅子に腰かけた時だった。
純一の視線が入口に注がれる。
めったに開かない横開きのドアがこの日ばかりは開いていた。
というよりも、純一が椅子に座ったと同じタイミングでドアが音をたてて開いたのだった。
本日初めてのお客。時刻は12時ちょっと過ぎ。
久しぶりの客だった。純一はレジ台越しに入口に立っているお客らしき人物を見た。
それは小さな少女だった。
身長は135㎝と小学生並み。白のワンピースを身にまとい、肩には外見とはかけ離れ大きな肩掛けカバンを重そうに持っていた。
小学生のおつかいなのだろうか。
しかし、その少女は入口で立ち止まったまま。なにも探す気配すらない。
純一は黙って、椅子に腰かけ手にしていた小説の続きを読み始める。
1分。いや、もっとたった時だっただろうか。
耳に床を鳴らす靴音が聞こえてくる。
そして、その音がだんだんと純一が座っているレジ台に向って大きくなってくる。
はっとして、読んでいた小説を片隅に置き、冷静に慌てず靴音の方向に体を向けた。
「!!!!!」
びっくりして何も純一は言えなかった。
体を向けた瞬間。自分の顔の前に先ほどの少女の顔がどアップで入り込んでくると誰でもびっくりする。
少女の人を睨みつける視線が純一だけに注がれる。
「お前は誰だ?」
両者何も語らないまま長いようで短い時間が過ぎ、少女が口を初めて開く。
「はっ?」
純一はきょとんとした。
おそらく純一の方が年上だとは思うが、そんなことなどまったくお構いないような喋り方、口調。
口を開いた後も、まだ少女はじっと彼を見つめたまま不機嫌そうにしている。
「だから、おまえは誰だ?早く答えろ。」
目の前の少女に少しばかりか恐怖を感じる純一。
二人以外、人がいない本屋の中で非常に寒いものを彼は感じていた。
書店の中で、冷房を回してもしばらくすると暖気が冷気に勝ってしまい、あっという間にうちわが必要になるほど暑い。
外を歩いている同じ大学の学生・サラリーマンも額から汗を流しながらとぼとぼと歩いているのをガラス越しに見ていた。
そして、いつも通りくだらない過去を振り返ろうと純一が椅子に腰かけた時だった。
純一の視線が入口に注がれる。
めったに開かない横開きのドアがこの日ばかりは開いていた。
というよりも、純一が椅子に座ったと同じタイミングでドアが音をたてて開いたのだった。
本日初めてのお客。時刻は12時ちょっと過ぎ。
久しぶりの客だった。純一はレジ台越しに入口に立っているお客らしき人物を見た。
それは小さな少女だった。
身長は135㎝と小学生並み。白のワンピースを身にまとい、肩には外見とはかけ離れ大きな肩掛けカバンを重そうに持っていた。
小学生のおつかいなのだろうか。
しかし、その少女は入口で立ち止まったまま。なにも探す気配すらない。
純一は黙って、椅子に腰かけ手にしていた小説の続きを読み始める。
1分。いや、もっとたった時だっただろうか。
耳に床を鳴らす靴音が聞こえてくる。
そして、その音がだんだんと純一が座っているレジ台に向って大きくなってくる。
はっとして、読んでいた小説を片隅に置き、冷静に慌てず靴音の方向に体を向けた。
「!!!!!」
びっくりして何も純一は言えなかった。
体を向けた瞬間。自分の顔の前に先ほどの少女の顔がどアップで入り込んでくると誰でもびっくりする。
少女の人を睨みつける視線が純一だけに注がれる。
「お前は誰だ?」
両者何も語らないまま長いようで短い時間が過ぎ、少女が口を初めて開く。
「はっ?」
純一はきょとんとした。
おそらく純一の方が年上だとは思うが、そんなことなどまったくお構いないような喋り方、口調。
口を開いた後も、まだ少女はじっと彼を見つめたまま不機嫌そうにしている。
「だから、おまえは誰だ?早く答えろ。」
目の前の少女に少しばかりか恐怖を感じる純一。
二人以外、人がいない本屋の中で非常に寒いものを彼は感じていた。
プロフィール
- ニックネーム
- tosikosi
- 性別
- 男
- 血液型
- のほほんとしたおおっざぱなO型。
- 生年月日
- 9・9生まれのぞろ目。
- 所在地
- 京都府住人。生まれは福井
- 職業
- 大学生。
- 自己紹介
- ネタは突然浮かんでくるもの。それまでが長いですができるだけお待たせしないようにしっかり更新します!
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