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はじめに

このサイトは現在地方の進学校に通う高校生を対象に書かれている。
筆者の私がなぜこのような面倒な手間をかけてこのサイトを執筆したのかは最近の大学受験での高校生の進路先に疑問を感じたからだ。
このサイトでは偏差値によらない本当の大学の序列というものについて論じる。2chや口コミに惑わされがちな受験生が進路を選ぶ際に役立てていただけたら幸いである。

1.都会の私立大学を蹴る地方の生徒

首都圏に住む筆者にとってははなはだ驚きなのがこの感覚である。地方に住む多くの生徒は自分が国立大学と私立大学に合格すると国立大学の方を選んで進学する。たとえば国立大学の東北大学と私立大学の早稲田大学ではほとんどの人が国立大学の東北大学に進学する。このことがそもそも正しいことなのか?と筆者は疑問に思うのである。確かに国立大学は国からの補助金も多額であるし、生徒数に対する教員の数も多い。また今までも多くの合格者が国立大学への進学を選んでいるため、偏差値表に乗っている数値よりも私立大学の方が入学者の偏差値は低いことになる。だからより能力値の高い国立大学への進学が一般的なのである。しかし筆者の感覚ではこれは非常に軽率な行動に見える。
先程の例についてでも地方に所在する東北大学よりも東京の中心部に立地する早稲田大学の方が大学として恵まれた環境を備えていると思う。

1-1.早稲田大学と東北大学ではどちらに進学するか?(理系編)

筆者の結論としては早稲田大学である。理系というと国立大学の方が国からの補助金の関係で研究レベルが高く、授業料も安いことから東北大学の方を選ぶ生徒が多いと思う。しかし筆者なら断固として早稲田大学を選ぶ。まず理系の諸君は早稲田大学を国立大学に受からなかった人がもしもの時のために合格を確保しておく 「滑り止め」 として認識してないだろうか?もしそうならそれは完全な間違いである。早稲田大学というと文系のイメージが強く
「三田の理財、早稲田の政治、駿河台の法学、白山の哲学」
と称されるように政治経済、加えて文系上位学部である法学部については非常に優秀だという認識が一般的であろうが、実は早稲田大学では理工学部は政経、法学部と並ぶ上位学部なのである。したがっていくら早稲田大学の一流企業就職率が低いとか、昇進率が低いとかいっても理工学部はむしろ平均を上げる学部なのである。実際に一流企業からの推薦枠は東北大学よりも早稲田大学の方が優遇されている。優遇されているというのは学生数に対して早稲田大学の方が多くの推薦枠が与えられているということである。企業からの評価も非常に高い(1-2に詳しく記述)。
東北大学の決め手といえば研究実績の高さだろう。たしかに東北大学の理系研究はレベルが高く、最近はノーベル賞の受賞者が出たくらいだ。国からの補助金も早稲田大学よりもかなり高い。しかし、そんなの普通の東北大生にとってはどうでもいいことなのだ。なぜかというと東北大学の理系の生徒のうち大学に残って研究を続けられるのはごく一割程度で後の人は大学を追い出され仕方なく企業に入ることになる。するといままで大量の金をつぎ込んでいた化けの皮がはがれて金がないと何にも出来ない東北大生の実態が浮き彫りになる。それに引き換え早稲田大学の生徒は優れたコミュニケーション能力と自頭の良さを発揮して企業の中で目覚ましい活躍をしていく。受験生の諸君はたった一人のノーベル賞受賞者なんて当てにしてはいけない。多くの人が進むであろう企業の中で優勢なのは早稲田大学だし、昇進においては東北大学など早稲田大学理工学部の足元にも及ばないのだ。もちろん早稲田大学にも大学で研究をする生徒はいる。俳優など専門分野以外の就職も割合多く、全体のレベルは実は早稲田大学の方が上なのだ。入学偏差値では負けていた早稲田大学がなぜ汚名返上して東北大学を負かしたのか?

1-2.大学は立地が非常に重要

したはとある週刊誌で行われている役に立つ企業のランキングである。
 
 1  早稲田大学・文系
  2 早稲田大学・理系
  3 慶応義塾大学・文系
  4 東京工業大学
  5 京都大学・理系
  6 東京大学・理系
  7 一橋大学
  8 慶応義塾大学・理系
  9 東北大学・理系
  10 同志社大学・文系
  11 立命館大学・文系
  12 大阪大学・理系

これ以外にも企業の中での昇進率(全国)などを比べてみると上位20位の中に理系学部では 東京大学工学部、慶応義塾大学・理工学部、早稲田大学理工学部がランクインしほかの大学はランク外だった。早稲田大学と慶応義塾大学に関しては国立なら理学部扱いされる物理学科や数学科も含まれているため企業で働く理系の中では東大と早慶はリーダー格なのである。

ではなぜこのような結果になったのだろうか?

理由は簡単。立地の良さである。東大・早稲田大学は山手線沿いだし、慶応義塾大学も神奈川県ではあるが首都圏内に立地している。慶応も本部は三田にあり非常に都会色が強い大学である。立地が都会にあると具体的にどういうことが魅力なのだろうか?
 数ある要素の中でも最もぬきんでて強力なのは東京都心の人の多さだ。東大、慶応、早稲田のほかにも一橋大学、明治大学、法政大学、学習院大学など名前を挙げればきりがないほどの有名大学、専門学校などが密集し、生徒同士の摩擦により人間性・社会性の比較的な進歩が望める。これが地方の東北大学では手近なところに人がいなく確かに勉強に集中できてよい環境ではあるが都心に比べて何か物足りなさを覚える。特に上記の例の早稲田大学などは個性をはぐぐむ校風として知られ学生たちはそれぞれがサークルに属し、サークルの中で個性的な活動を行う。その結果として日本最大規模の学園祭は毎年数万人単位の来場者数を誇り、こうした活気ある早稲田生のエネルギーは大学の中だけにとどまらず周囲の企業、東京在住の民家にも届く。サークル活動は早稲田大学のもっとも大きな特色であるからほかの大学でどんなにサークルをがんばったところで早稲田大学のサークルほどの評価は受けないだろうし、規模も小さいものになろう。中にはプロ顔負けの機材を使いこなしたり、首相を多数輩出したりしている名門サークルが存在している。たかが偏差値が少しばかり高いだけの地方の旧帝国大学なんかよりこうした実社会に広まった優秀なOBの学生生活を体験できるというのはほかの何物にも代えがたい体験となるのではないか?

1.3  大学の価値は受験偏差値では決まらない
これを受験生の諸君には一番よく知ってもらいたい。受験偏差値なんてたった一回のテストだけで測られる信頼できないものだし、大学受験という分野自体単純に勉強量と成果が比例するという非常に甘い世界なのである。偏差値が一かに高いからって何の自慢にもならない。そんなのほかの生徒が寝たり、テレビを見ていた時にひたすら勉強ばかりしていたことの証拠というだけではないか。大事なのはそれによって充実した大学生活四年間を手に入れることなのだ。現在の社気においても有名大学出身のものは就職・昇進にかけては有望とみられるが、それは入学偏差値だけで決まるはずがないにきまっている。一流の人間を多数輩出できる環境の中に身を置き、今実際社会で活躍している人たちと同じ経験を積んできたからこそ社会で信頼されるのだ。学問の世界ではまだましなものの、ビジネス分野、ほかの様々な分野で東北大学は早稲田大学に惨敗している。東北大学といえば「勉強熱心な真面目なおりこうさん」といったイメージしかないのである。それに引き換え早稲田大学は芸術分野・芸能分野・スポーツ分野などに進む生徒も多く日本のあらゆる分野でエリートというイメージが強い。


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