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4 決着、そして


4 決着、そして


る、前に綱吉の拳がそれを阻止した。

「ぶふぉっ!?」

「ぐぅっ!?」

骸と幻騎士は全く反対方向に吹っ飛び、硬い壁に勢いよくめり込んだ。

「・・・いい加減にしろ!!お前たちのせいでどれだけ迷惑がかかってると思ってるんだ!第三倉庫やここだけじゃない、裏庭や保護室だって壊れてるんだぞ!」

「げ、ほ・・・っ、沢田綱吉・・・、これは流石にキツイですよ・・・」

ぱらぱらと壁の欠片が落ち、ゆっくりと骸が立ち上がる。そしてそれと同じようにして幻騎士も立ち上がった。

「ボンゴレ・・・っ」

「それにっ・・・それに・・・」

綱吉の額の炎が消える。

「俺は、骸や幻騎士さんに怪我なんかしてほしくないよ!大体なんで喧嘩なんかしなきゃいけないんだよ!教えてよ、理由を・・・」

「・・・!!」

「・・・・」

骸と幻騎士が息を呑む。それは、綱吉の大きな栗色の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちたのを見たからだった。

「二人が喧嘩する理由なんてわかんないよ・・・」

「ボンゴレ・・・」

「・・・・」

しばらく沈黙の時間が流れ、張り詰めた空気が訓練場を包む。

「・・・僕は・・・」

「!」

骸が先に口を開いた。

「僕は、君が好きです――――沢田綱吉」

「えっ・・・」

「―――」

ぐい、と口の端についた血を拭い、骸は綱吉を見つめた。

その姿に綱吉は少し頬を赤らめる。

「無論最初は道具としてしか見てなかった――――でも、今は・・・君を愛しています」

「むく、ろ・・・」

「・・・・」

そんな二人のやりとりを見て、幻騎士はそれに割り込むようにして言った。

「ボンゴレ」

「え・・・」

まっすぐに自分を見つめている幻騎士を見て、綱吉の胸の奥が疼いた。

「俺も――――お前を愛している。初めて見たときから、好きだった」

「え?・・・・・・・・・・・・・・・・・じゃあ、二人が喧嘩してたのって・・・まさか・・・」

「その、まさかですよ」

「そうだ」

超直感で感じた、二人の気持ちの真剣さと喧嘩の原因。

(つまり二人は・・・俺をかけて、戦ってた・・・・?)

そんな馬鹿な、と思ったが、それが事実だと超直感が綱吉に伝える。

「さぁ、沢田綱吉」

「ボンゴレ」

いつのまにか目の前に立っていた骸と幻騎士が、綱吉の頬に手をあてた。



「君は」

「お前は」



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奏 Euph
割となんでもやる、活動的な魚類。
狐狸・二ノ宮翼・塵芥・ラピなど、名前がたくさんあります。
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