CRM7
2009年8月8日 20時40分00秒 (Sat)
【8月8日(土)20時40分】
『は!』
俄に視界が開けた感覚があった。
『寝てしまったのか!?』
『確実に〔飛んだ〕。』確信があった。
状況を必死に理解しようと脳をフル回転させた。
『ここは、、、
タツヤ先輩の家。』
ジュンの家から自転車で5分程度の団地の中に同じ高校の2年生『タツヤ』の家はある。
タツヤは典型的な『悪』で、碌に授業にも出ず、飲酒、煙草、万引き、喝上げの毎日を送っていた。
同じ部屋の中に自分以外に4人いて、炬燵を囲み麻雀をしている。
タツヤの部屋は一年中炬燵が出ている。
ジュンは思い出した。
タツヤに麻雀に誘われたとき、インフルエンザに罹ったと嘘を吐き回避した事を。
しかし今回は既に来てしまっている。
『目の前に背を向けて座っているのは同じクラスのシンゴか。
上家にススム先輩、対面にタツヤ先輩、下家にナオト先輩だ。』
いつもタツヤ達は後輩を集め麻雀の鴨にしていた。
「ロン!」
ススムが言った。
「ここでリャンピンは危険でしょう!ははは!メンタンピンイーペードラ2!親ッパネ!あらら、ハコですか!ははは!」
シンゴはそこまで詳しく麻雀を知らない。
しかし、有無を言わさずタツヤ達は面子に初心者を入れてお金を巻き上げていた。
シンゴが言う。
「先輩、もう僕お金ありません。勘弁して下さいよ。」
「んだと!?んじゃ選手交代だ。ジュン、お前来い。」
タツヤが言った。
わかっている。
拒否は出来ない。
返事は二つ。
『イエス』か『はい』だ。
ふと、思い出しポケットの中のメモを見る。
『8月5日15時』まではチェックしてあった。
『その後か、、、しかも、丸一日吹き飛ぶのかと思ったら、そうでは無いらしいな。』
テレビを見てジュンは思った。
ニュースで甲子園をやっている。
今日は開幕戦があったらしい。
という事は今日は『8月8日』。
福岡の九州国際大付が茨城の常総学院を4-0から逆転し勝利を収めた。
ジュンには二度目のニュースだ。
愛知の中京大中京が優勝する事も知っている。
同じ高校生が一球入魂の勝負をしている時に、この先輩達は何て情けないんだろうかと思った。
決して麻雀を否定する訳ではない、やるならルールも碌に知らない後輩とではなく、強豪と勝負して欲しい。
その方が一牌入魂出来る。
そう、ジュンは思った。
「おい!早くしろ!」ナオトが急かした。
『とりあえず、目の前の問題から解決するか。』
ジュンは小声でシンゴに訊いた。
「なあ、いくら負けた?」
「1万ちょっとだよ。はあ。」
「俺に任せとけ。」
こっちにはCRMがある。
【8月8日21時7分】
『は!』
俄に視界が開けた感覚があった。
『寝てしまったのか!?』
『確実に〔飛んだ〕。』確信があった。
状況を必死に理解しようと脳をフル回転させた。
『ここは、、、
タツヤ先輩の家。』
ジュンの家から自転車で5分程度の団地の中に同じ高校の2年生『タツヤ』の家はある。
タツヤは典型的な『悪』で、碌に授業にも出ず、飲酒、煙草、万引き、喝上げの毎日を送っていた。
同じ部屋の中に自分以外に4人いて、炬燵を囲み麻雀をしている。
タツヤの部屋は一年中炬燵が出ている。
ジュンは思い出した。
タツヤに麻雀に誘われたとき、インフルエンザに罹ったと嘘を吐き回避した事を。
しかし今回は既に来てしまっている。
『目の前に背を向けて座っているのは同じクラスのシンゴか。
上家にススム先輩、対面にタツヤ先輩、下家にナオト先輩だ。』
いつもタツヤ達は後輩を集め麻雀の鴨にしていた。
「ロン!」
ススムが言った。
「ここでリャンピンは危険でしょう!ははは!メンタンピンイーペードラ2!親ッパネ!あらら、ハコですか!ははは!」
シンゴはそこまで詳しく麻雀を知らない。
しかし、有無を言わさずタツヤ達は面子に初心者を入れてお金を巻き上げていた。
シンゴが言う。
「先輩、もう僕お金ありません。勘弁して下さいよ。」
「んだと!?んじゃ選手交代だ。ジュン、お前来い。」
タツヤが言った。
わかっている。
拒否は出来ない。
返事は二つ。
『イエス』か『はい』だ。
ふと、思い出しポケットの中のメモを見る。
『8月5日15時』まではチェックしてあった。
『その後か、、、しかも、丸一日吹き飛ぶのかと思ったら、そうでは無いらしいな。』
テレビを見てジュンは思った。
ニュースで甲子園をやっている。
今日は開幕戦があったらしい。
という事は今日は『8月8日』。
福岡の九州国際大付が茨城の常総学院を4-0から逆転し勝利を収めた。
ジュンには二度目のニュースだ。
愛知の中京大中京が優勝する事も知っている。
同じ高校生が一球入魂の勝負をしている時に、この先輩達は何て情けないんだろうかと思った。
決して麻雀を否定する訳ではない、やるならルールも碌に知らない後輩とではなく、強豪と勝負して欲しい。
その方が一牌入魂出来る。
そう、ジュンは思った。
「おい!早くしろ!」ナオトが急かした。
『とりあえず、目の前の問題から解決するか。』
ジュンは小声でシンゴに訊いた。
「なあ、いくら負けた?」
「1万ちょっとだよ。はあ。」
「俺に任せとけ。」
こっちにはCRMがある。
【8月8日21時7分】
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プロフィール

- ニックネーム
- 竹
- 性別
- 男
- 血液型
- O型
- 生年月日
- 1983年7月11日
- 所属バンド
- 『おちゃかば』
『千歳飴』
(※五十音順) - 自己紹介
- ある時は数学者、
ある時は打楽器奏者、
竹です。
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