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Dead After



 それは数え切れないほど昔のお話。
この世界を作った『セファイス』と言う神様がいました。
セファイスは太陽を中心に数ある惑星を作っていきました。
だけど何かが物足りなかったようです。
変化の無い世界、セファイスはもっと刺激のあるものを求めました。
そして地球と言う惑星に自身の魂を注ぎ込んだ生命、生き物を作り出しました。
生き物達は急速な発展を見せ、進化を繰り返し、瞬く間に成長していきました。
ですが生き物はいずれ死ぬ。そのサイクルからは絶対に逃れられません。
急速に増えていく魂の置き場が無くなり、セファイスは自身の中に魂を保管することにしました。
それがこの世界です。
セファイスも予期せぬほど増えすぎた魂を、段々自身でどうすることも出来なくなります。
そして今まで自ら操作していた魂を開放し、魂自身の意思で自由に生命を繰り返すようにしたのです。
ですが貪欲な魂がそれを利用し、どんどん自分達の思うがままに悪事を繰り返したのです。
セファイスは失望しました。
自分の魂を分け与えた、言わば子供達、正確には自分自身の魂がこんなに汚れきっている事に気づかされたのです。
そしてセファイスは魂の繰り返しに制限を付けました。
それは魂の消滅。
これは生き物の死とは比べ物にならないほど残酷なことです。
存在を消される事になります。
ですがもうセファイス自身はこうするしか手がありませんでした。
そしてセファイスは永い永い眠りに着きました。

「私の名は『セファイス』名こそ同じですが実際にはこの世界の創造者であるセファイスではありません。
セファイスが最後に作り出した魂。
少しでもこの世界に希望をと作り出された望み、希望なのです。
そして私以外にもう一人、セファイスが作り出した魂がいます。
ですが彼女はセファイスの望みとして、あえて人間として一度生まれています。
そして死を向かえこの世界に来ました。
彼女はまだ自身の宿命を知りません。
そして彼女を支えるために貴方がいるのです」
長い説明を受けたがいまいちピンと来ない。
「ちょっと待て、その彼女ってのが俺と何か関係があるのか?」
「はい、貴方が死を迎える前に面識があるはずです。
 貴方の魂は強いですが、まだその力を生かせていません。
 絶対に彼女を守ることが出来るはずです」
「は、はぁ……」
一体この世界は何なんだ?
死ぬ前の記憶なんて一切無いのにどうやってその彼女とやらを見つけ出せばいいのだろうか……
「彼女とはこの世界でも絶対に会うことになります。それはあなたの宿命、運命なのですから」
「運命ねぇ……」
死ぬことが運命だったなんて考えたくもなかったものだ。
「では、あとは頼みます。貴方が信じるように進めばきっとこの世界は変わるはずです」
「ちょ、ちょっと待て! 急に言われても困るんだが……」
俺の返事に返答は無かった。
「ちっ、勝手なことばっか言って消えちまうなんて」
俺がぼやくと瞑想していた男が立って俺の両肩を強く叩き付ける。
「これは君にしか出来ないことだ。この世界について詳しい話を長老がしてくれよう」
男は俺の手を強く握り引っ張るように連れ出した。
「ちょ、ちょっとおい!」
男は何も言わず一目散に駆ける。
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